●12月27日 フェリー●
新日本海フェリー
フェリーは2ヶ月前からの予約になります。
お正月など大型連休は混み合うので、
ちょうど2ヶ月前にまずお部屋だけはキープしました。
予約はしたものの不安が大きすぎて
「ほんと行くのかしらん」って気持ちで実感なし。
とはいうものの、6日以内に精算なので(早い)お金も払っちゃったし、
もう迷ってられない状況になったのでした。
●行路 フェリー「すいせん」
●福井県敦賀港〜〜苫小牧東港
●2名+車+犬2頭
●1等洋室
●56,100円 (内、犬は1頭2,700円)
●敦賀27日AM1:30発〜苫小牧東27日PM8:30着
●19時間 |
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名古屋から敦賀は1時間半くらいで着きました。
それがあいにくのみぞれと強風・・・
いや〜な予感
乗船前におしっこ、うんちをしぼりだしておきたいので、
フェリーターミナルの駐車場で「シッコシッコウンチウンチ」と
呪文を唱えながらウロウロウロ。
いきなり濡れねずみな2頭になってしまったわい。
しかし大嫌いな雨の中、メイがうんちをしてくれました!!!
心配事ひとつ解消!笑顔でダイレクトキャッチ(^^)
さて乗船。
私がメイアンを連れターミナルからお船へ乗り込みます。
乗船はできるだけ最後の方で。
ほかのお客さんがほとんど乗り込んだ後にします。
母の頑張りどころ(笑)
「犬がいるー」とびっくりする人もいるし、好きな人は寄ってくるしで
この興奮状態の2頭をまとめるので汗だく〜〜
だって、この後、ケージに閉じ込めなくちゃいけないからね、
辛い気持ち、可哀想に思う気持ちと、こらぁ〜落ち着かんかい!!
って気持ちで
結局私のがあせってるもんだから、伝わっちゃうんだよね。
で、そこへ父ちゃんも車を終えて登場・・・
またまた大興奮/(x_x)\
ペットルームのドアを開けると、先客のワンちゃんの
コーギーとヨーキーがケージに入ってました。
コーギーさんも出たくて出たくて、、吠えまくり。
うん、そうだよね、わかるよ。
ペットルーム内は、ペットショップ臭だったなぁ。
ケージのドアを開けたら、人がひとり通れないほどのお部屋です。
新聞紙とペットシーツ、ほうきとちりとりは用意されてます。
5つのケージが2段並んで計10ケージ。
どこに入ってもOK。
今回はネコちゃんがいなかっただけでも助かったのだぁ〜。
そうそう、今回は揺れる揺れると聞かされてたし、
アンディも船の揺れは初体験なので、
もし酔ったら大変だと思い
市販の酔い止め「愛犬愛猫用 カーロップ」という
シロップをを飲ませてみました。
20滴ほどなので舐める程度です。
舐めてみたら、ほんの少し苦味があります。
車の中であげたのですが、メイはまったく受け付けなかった。
オヤツとセットにしても「いらない!」
アンディはそのまま液体をペロペロ。よしよし
それが効いたかどうか?だけど、2頭とも酔った雰囲気はなかった。
というか、それどころじゃないのこの環境(T_T)
まずメイを「ハウス」と誘導したけど、拒否。
おやつにも負けないのだ〜
なのでアンディを先に入れることに。
おやつの誘導でハウス完了!
多分坊主はよくわかってなかったんだと思う。
メイは、しかたなく抱っこして無理やり押し込んだ。。。
ケージはメイアン隣どうし。
もともと敷いてあったペットシーツと新聞ははずして
(食べる可能性あり(-_-;))
少しは安心するかと、ウチの敷物に変えました
入れた後は、さっさとペットルームを後にしました。
いつまでもヨチヨチなんてやってるとかえってお互い辛いし、
ほかのワンも辛いのだ。
みんな「出せ〜〜」とうるさいし・・・(+_+)
ペットルームのドアは鉄の重い扉だけど、、、、聞こえる・・・・
「ウォンウォンウォン!!!」
ひゃーやっぱ泣いてる泣いてる。。。。
特にメイが必死っぽい(;>_<;)
今回、ペットに関して乗務員の方に
「夜中でも、少しでもいいから、デッキに出ることはできないか」
とお願いしようと思っていたんだけど・・・
「できませんからね」と先に注意され、
はいぃ…と、うなずくしかありませんでした。
粘れなくてメイアンごめんよぉ
(んが、、万が一OKが出ても、
そんな気力なかったんじゃ…ふらふら〜)
さ、もう夜中の1時半。
出発も少し遅れているようだし、低気圧で
到着時間もオーバーするのは確実らしい。
憂鬱だけど、ひとまず朝までは排泄の心配は大丈夫だろうから
私も旦那も、まず第一歩クリアってことでバタンキュ〜〜
眠る眠る。
翌日。
5時起床でPルームへ見に行くはずが、8時半。
フェリーにいるとほんとよく眠れるんです。
メイの様子はだいたい想像つくけど、
アンディがどんなことになってるか・・・
うんちまみれの可能性大。
で、なんともいえない三半規管の感覚だなぁ。
※さんはんきかん:せきつい動物の内耳にあり平衡感覚を脳に伝える器官
ふらつく。
けど、そんなこと言ってられない。
Pルームへ入るには、まずフロントでキーをもらいます。
約7時間ぶりの対面。
ケージの中で猛烈に騒いでます!!
ビヨンビヨーンの2頭をPルームの外へしばらくの間出してあげます。
Pルームは客室から一番離れたところなので
お客さんはめったにこないのですが
乗務員の方が時々仕事で行き来します。
過去2回の旅も同じようにしてて何も注意されなかったし
皆さん笑顔で見ていってくれるので、
今回は2頭だからちょっと目立つけど失礼して^^;
みんなでしばし廊下に座って気分転換。
本当は心を鬼にして会いに行かない方がいいのかもしれないけど…。
ダメです、やっぱりできない。
興奮してもいいから無事を確認したい、よね?
おしっこシートを隅にしき促してみますが、
メイは思ったとおり絶対にしません。
アンディはするだろ!と確信してたとおり、
チャッチャーと出してくれました。まず安心。
私はシート片手にキャッチ態勢でアンディの動きを
注意深く見てたので、だんだん胸にきてました(笑)
このときちょうど佐渡沖で揺れがひどい時。
メイアンのことが心配で
最初はそれほど意識してなかったけど、
30分ほど相手しながら落ち着かせてるうちに私の方が
「はぁはぁはぁ、、もうダメ」の”液状化現象”(フィン父ちゃん語録より)
犬達をまたケージに無理やり押し込め、
急いで部屋に戻りダウン。。。
揺れに強い父ちゃんもこの時はちと蒼かった。
(メイアンには、お水・リンゴ・バナナ・おやつを少々あげました)
酔い止めを飲んで、ただひたすら眠るだけです。
これがまたどれだけでも寝れちゃうのです。。。
でもお腹は空くんです。
(あぁ犬達の心配は何処へ…(^_^;)
起きたのが夕方5時半ころ。 また様子を見に行きました。朝と状況は変わりなかった。
シーもウンもしていない。ケージの敷物は隅に丸まり、
いかにも落ち着かなかった様子…
お水をすごく欲しがるけどあまり飲むとオシッコが…
(コマンドで排泄ができれば、
フェリー旅の心配は半分になると思います!)
外海を過ぎ津軽海峡に入ってきてた!揺れも治まってもう大丈夫。
さぁーようやく北海道に近づいて来たよ。もう少しの辛抱だからね。
とにかく早く下ろしてあげたい気持ちでいっぱい。
到着は2時間遅れのPM10:30
21時間かかりました。
下船は他のお客さんも同時に。
下船の扉(ペットルームの前(~_~;))には多勢ザワザワ人が集まってきます。
ケージから出て興奮する2頭を抑え大汗をかきかき、と焦りながらも…
「犬がいる!」と初めて気づき優しく見てくれる人や、
「がんばったね」と言ってくれる人もいて(喜)
飼い主としては「犬連れの旅です!」という
ちょっと嬉しい自慢な瞬間もありました(^^)
エレベータ(階段でもいい)で車の階まで降ります。
ぎっしり停められた車の間をぬってウチの車を目指します。
ドアを開けるとあぁ懐かしい臭い(^^)
2頭ともようやく緊張が解けた顔になりました。
なんとも言えない安堵感。
船員さんの誘導で次々動き出す車。
はい、ちゃっちゃと出る!そこの車!
と、こっちの気分は全開です(笑)
メイアン号もエンジン始動!
(車:乗船時遅く乗込めば、下船の順番は早いです)
さあ、陸地に下りるよ!
この時は、旅のはじまりのワクワクした気持ちと
すぐおしっこできるよ!の気持ちで心臓が高鳴ります〜〜
とうとうアンディも北海道に来ちゃいました〜♪
(苫小牧はほとんど積雪してませんでした。
これから高速にのりニセコ方面を目指します)
その後2頭とも氷を溶かしながら長〜〜〜いおしっこを済ませ、
約一日我慢したうんちも出して
(てりかたちとも言う事なしすばらしい♪)
ご飯も食べてようやく安心して眠りにつきました。
(この日は一番安心の(笑)車中泊)
メイもアンディもお疲れ様。ほんとよく頑張りました。
か、帰りがあるんだけど…(~_~;)
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